葬儀で感動

葬儀で感動

大学のサクールで、仲の良かった友人のお母さんが急逝されときの話です。

彼女のお母さんが、体調を崩して入院されていたのは聞いていました。ただの検査入院と聞いていたので、お大事にねと言っていたのです。
訃報を受けたのは、学食で夏休みの計画をしていたときでした。

友人は、直ぐにとる物もとりあえず田舎に戻りました。

私も、葬儀のお手伝いにと行きました。

彼女には、10歳離れた弟の雅哉君がいます。私は、葬儀の準備の間、雅哉君の相手をしてまた。

雅哉が言うには、お母さんの最後ときに雅哉君だけだったそうです。

雅哉君は、葬儀の間もずっと漫画を見ていました。
霊柩車が、火葬場につき最後のお別れという時もです。
お父さんが、さすがに見かねて、「雅哉、お母さんにお別れをいいなさい」と言いました。

雅哉君は、眼に涙を浮かべて
「だめだよ、そんなことを言っちゃ」

「お母さんね、ずっと一緒だからって 言ってたよ。 僕、聞いたよ。」
お母さんの最後の言葉を聞いていたのは、雅哉君でした。
この言葉に、多くの参列者が嗚咽を漏らしました。
こんなに感動した葬儀は、初めてです。
感動とは、演出によって得られるものではありません。
人の自然な感情です。
葬儀の後、暫くはふさぎ込んでいた雅哉君ですが、今は元気に中学に通っています。

 

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